道具名 | 特徴など | ◎必携 △任意 |
---|---|---|
ザック(リュック) | 日帰りから小屋泊で30Lクラス、テント泊で50Lクラスが目安です。 | ◎ |
ザックカバー | ザックへの雨の侵入を防ぐ。 | ◎ |
ハードシェル上下 | ゴアテックス等の完全防水で、衣服内の汗や蒸気を外へ逃がす透湿性能も備えた素材によるもの。夏用の薄手のレインウェアは冬山では役不足です。秋冬物をご用意ください。 | ◎ |
防寒着 | フリースかダウン。軽くコンパクトになるものを選ぶ。夏用の薄手は避け冬季用を選ぶ。また、羽毛ダウンは600FP以上のものがお勧め。化繊ダウンは重量やコンパクトさで羽毛ダウンに劣るが水や汗濡れに強いメリットがある。東京の1〜2月の気温を想定して暖かいと思える保温力のもの。 | ◎ |
中間着(ミドルウェア) | 薄手〜中厚手のフリース等で素材に保温性と吸水速乾性がある化繊素材のもの。ポーラテック アルファやテイジン オクタ等のアクティブインサレーションがおすすめ。 | ◎ |
シャツ (ベースレイヤー) | 長袖シャツ。素材は保温性と吸水速乾性のある化繊やメリノウール等で、綿は絶対にNG。 | ◎ |
アンダーレイヤー | 登山用肌着。汗を肌からシャツへと逃がす機能を持ち、汗冷えをふせぐ。ファイントラックやミレーが有名。 | △ |
トレッキングパンツ | ストレッチが充分に効いて、防風・撥水性能のあるソフトシェル素材。裏地が起毛し保温性のあるものでも良い。 | ◎ |
アンダータイツ | 保温性のある化繊素材またはメリノウールで動きやすいストレッチの効いた薄手のもの。登山用が望ましい。 | △ |
靴下 | マメや靴擦れや指先の冷えを防ぐため、登山用の中厚手で保温性のあるもの。 | ◎ |
着替え | 汗や雨でびしょ濡れになり、自然乾燥が望めない天候の時のために、ベースレイヤーは必ず予備を1着以上持っておく。 | ◎ |
帽子 | 日除けや小雨対策にツバのあるもの。風で飛ばされないように紐や調節ゴムがあると良い。また木の枝や転倒時の頭部保護にもなる。 | △ |
ニット帽 | 朝方や夜の冷え込む時間帯や、日中でも風が強い場合に、耳まで覆えるニット帽をご用意ください。 | ◎ |
サングラス | 紫外線から目を保護するため。また目を細める状態が続くと疲労にも繋がる。また冠雪や残雪がある晴天時は雪目防止に必須である。 | ◎ |
トレッキンググローブ | 中厚手で保温性のある登山用グローブ。フリース裏地が張ってあるものがお奨め。グリップが良いものを選ぶ。登山用でも手のひらが滑りやすい素材のものがあるので必ず試して買う。 | ◎ |
登山靴 | 防水性能があり、10爪以上のアイゼンの装着に対応した3シーズン用もしくは保温材の入った冬靴。その年の気温・雪温・積雪状況によっても適した靴が変わりますので、個別にご案内いたします。 | ◎ |
軽アイゼンまたは10本爪以上のクランポン(アイゼン) | ルートおよび積雪状況によって軽アイゼンか10本爪以上のアイゼンのどちらが適しているかが変わりますので、都度ご連絡いたします。 また軽アイゼン・アイゼンは事前に靴に合わせてサイズ調整が必要です。 | ◎ |
チェーンスパイク | ルートや積雪状況によってはチェーンスパイクが必要な場合があります。必要な場合は事前にご案内いたします。 | △ |
コンロ・燃料 クッカー・カラトリー | 食事に調理の時間が取れるコースの場合のみ任意で持参する。時間が取れるかはツアー詳細ページを参照のこと。 | △ |
カップ | 割れにくい軽い素材のもの。折りたたみできるとさらに良い。 | △ |
水筒 | 1.5〜2.0リットル程度のもの。保温のきくサーモスも便利。ルート上に水場や山小屋がある場合は、そこで調達することも計算に入れる。ツアー詳細ページを参照のこと。 | ◎ |
食料 | 必要食数と行動食。必要食数はツアー詳細ページを参照のこと。 | ◎ |
ヘッドライト | LEDの150ルーメン以上のもの。ツアーは団体行動ですので、山行ペースが計画より遅れた場合、日暮れ後に行動をすることがあります。 | ◎ |
予備電池 (ヘッドライト用) | 乾電池式のものを選ぶ。充電式は電池切れの際に代用が効かないので避ける。 | ◎ |
腕時計(高度計付き) | カシオ プロトレックやスント、ガーミン等丈夫で防水性能が有り、高度計の付いている登山用がお勧め。常に現在時間が分かるようにしておく。 | ◎ |
常備薬 | かぜ薬、胃腸薬、キズ薬、乗り物酔い止め、湿布薬、頭痛薬、持病の薬など。 | ◎ |
日焼け止め | SPF50PA++++がお勧め。 | △ |
ティッシュペーパー | キジ撃ち、お花摘みにも利用。 | △ |
ウェットティッシュ | 口に入れるものも拭けるように、アルコールフリーがお勧め。 | △ |
地図・コンパス | 地図は当日配布いたします。コンパスをお持ちの方はご持参ください。 | ◎ |
タオル | ハンドタオル。吸湿性・速乾性の良い化繊タオルがお勧め。 | △ |
エマージェンシーシート | これの有無でビバーク時に生死を分けた例も有る。 | ◎ |
トレッキングポール | 歩行時(特に下山)に、膝への負担を軽減します。使用に関し賛否ありますが、私たちは筋力・体力に不安がある場合は、積極的に使用することをお勧めいたします。またアイゼン装着時はバランスを取るために必ず使用します。 | ◎ |
その他 | 携帯電話、ライター、小銭(トイレの使用に小銭が必要になりますので100玉を用意)、健康保険証、ビニール袋、ナイフ、カメラ | ◎ |
◎の装備は全てご用意ください。当日までにご準備出来ない場合、物によってはお貸出し出来ますので事前にお申し出ください。
これから購入する場合は、あらかじめご相談いただければ選び方のアドバイスをさせていただきます。また初めて使う道具がある場合には、当日までに使い方を習得しておくことが大事です。ご自身で出来ない場合には登山口でお教えしますので、事前にお申し出ください。
道具は使用頻度に係らず、経年劣化による寿命があります。登山に於いては「物持ちが良い」ことは、場合により事故のリスクを上げることになります。ご自身の用具を今一度点検してください。
特にウェアの防水性・速乾性の劣化や靴のソール剥がれ、アイゼン・ストックのサビや劣化などは、重大な事故につながりますので特にご注意ください。