今年の山の日は富士山をガイドをしていました。
富士山は“登るより眺めて楽しむ山”派の私ですが、唯一このプリンスルートならばお勧めしても良いかなと思います。
理由その1は宝永山や宝永火口、大砂走りなど地形に見所があるところ、理由その2はお盆休みの初日、山の日にあっても富士吉田ルートに比べると圧倒的に静かなところです。
そんな訳で出発は富士宮五合目。
オンタデ。この紅がかっている花は雌株です。
イワオウギ。
ミヤマオトコヨモギ。宝永山火口付近に群生しています。
ヤマホタルブクロも宝永山火口に咲いていました。
宝永山と宝永第一火口。
火口から宝永山馬の背へ登り上げる、深いスコリアの急斜面がこのコースの核心です。足裏全体で地面を蹴りつけるようにして、小股でゆっくり歩を進めることが体力セーブのポイント。
馬の背を過ぎると御殿場ルートに接続します。画像は、7合目「日の出館(休業中)」と富士山頂。
溶岩の隙間からホソバツメクサが顔を出しています。栄養分の少ない過酷な地質で咲く花ということは、それだけ生存競争に弱いということです。
当日お世話になった7合5勺にある小屋「砂走館」。にんにくが隠し味の美味しいカレーがおかわり自由っていうのがポイント高いんです。
山頂でのご来光のため、深夜1時30分に出発。空は満点の星、流れ星が幾つも見れました。
三島岳から眺めたご来光。残念ながらガスが厚くかかり見ることはできませんでした。
今回の富士登山、なんか疲れたぁ〜
ようへい