今年の11月最初の週末は、例年よりも降雪が少なく冷え込みもまだ厳しくなる前とあって、小屋締めの日にしては多くの入山者がおり、鳳凰も賑やかでした。
御座石から登り始め、西ノ平での休憩。9月半ばから色づき始めた山には、まだ紅葉が残っていました。
この時期は暗くなるのも早いため、2日間ともコースタイム通りのペースで歩きます。初日の宿泊地、鳳凰小屋には15:30頃に到着しました。小屋主の細田さんに「思ったより早かったねぇ」と出迎えていただきました。
鳳凰小屋からは雲海が見えました。下界から途中あの雲を抜けてここに来たのです。
2日目は昼前から降雪の予報。早朝、山頂方面を見上げると、青空を隠すように西からガスが湧いていたため、予定よりも早く出発することにしました。霧の中、賽の河原での写真タイム。小関ガイドからの写真の構図に関するアドバイスを即実践する皆さん。見上げている視線の先にはもちろん、、、
地蔵岳の山頂に聳える岩塔オベリスク!
赤抜沢ノ頭で見えたダケカンバの霧氷。
北東西方面のガスは流動的で、あっちが晴れたりこっちが晴れたりと稜線を歩いている間には南アルプスの北部の主峰を全て眺めることができました。写真中央は人気の高い甲斐駒ケ岳。南は厚い黒雲に覆われて、残念ながら富士山が見えずじまいです。
観音岳からの八ヶ岳です。一番右、雲との境に立つのが主峰赤岳、左から順に硫黄岳、阿弥陀岳、天狗岳です。
薬師岳から名残を惜しみつつ、みんなで写真タイム。
薬師岳山頂では、ちょうど小屋締めが終わって下山する最後のスタッフの方と挨拶を交わしました。今年もお世話になりました。
大好きな南アルプスよ、また来年!
ようへい