体育の日の週末は紅葉真っ盛りな鳳凰のガイドでした。この連休こそ1年で最も鳳凰山が賑やかになる時期です。
初日は南御室小屋に初めて泊まったのですが、偏屈で残念な小屋主さんでしたね。
2日目は青空に雲が3割程度。午前中は南がクリア、北側に雲が広がっています。砂払岳手前からは甲府盆地と富士山が綺麗に見えました。
鳳凰最高峰・観音岳から眺める甲斐駒ケ岳(奥)から早川尾根の稜線、そして赤抜沢ノ頭(中央)、地蔵岳(中央右)。
お客さんに撮っていただいた写真です。上からのアングルだと短足が際立ちますね(笑)ちなみに後ろで雲を被っているのが八ヶ岳です。
白峰三山。中央右が北岳、その後ろに間ノ岳、画像左端は農鳥岳と西農鳥岳。紅葉の絨毯模様が本当に美しい!シラビソやコメツガの緑に、黄色のダケカンバやカラマツ、そして赤がナナカマドやカエデ。
地蔵岳山頂にある花崗岩の巨大な岩塔。その形を古代エジプトの記念碑になぞらえて「オベリスク」と呼んでいます。ちなみにこのオベリスクが、これから天空目掛けて飛び立とうとする鳳凰に似ていることから「鳳凰山」と名付けられたという説もあります。
賽の河原に地蔵が立ち並んでいます。主なご利益は子授け。子供が欲しい人がこの地蔵を1対持って帰り、授かったら2体にして返すとういう仕来りがあったそう。
この日は鳳凰小屋に泊まって、翌日に御座石温泉に下山するという2泊3日のぜいたくな行程でした。あっ、そうそう、泊まるなら鳳凰小屋がお奨めですね。きさくな親父さんと感じの良いスタッフばかりで雰囲気がとても明るいので私は好きです。
ようへい